サードマン

 皆さん昨日の岩手日報をご覧になったと思います。標記のタイトルで椎名誠さんの記事が写真付きで載っていました。
 生死に関わる危険な状況にあるとき、ふいに誰かが現れて助けてくれるという現象。
 そういう命拾いを一度ならず経験して、椎名さんの中ではそれを神だと思っているということ。
 実は命の危険とまではいかないが自分も窮地に陥ったときどこからともなく出現した人に助けられたことが二度あって、私はあれは「仙人」に遭ったのだと思っている。
 一度目は青森市内へのドライブ旅行帰りの軽米町で無謀にもカンに任せて近道をしようと思ってしまい、車を走らせるほどにどうみても道はどんどん細くなっていき、周りは収穫を終えて人っ子一人いない山の畑。
 目線の位置がだんだん山の頂上と同じ位になり、11月の夕暮れ間近きらめく夕陽が落葉の進んだ木立の下の方から差し始める。
 ナビなんてついてないし持参の地図はそんな山中の町道まで載ってはいない。
 おまけに往きの高速ですでに愛車の不調が始まっており停車の都度エンジンが止まってしまう。帰路途中の十和田市で3時間もかけてディーラーと修理工場の2箇所廻ったが結局修理できずそのまま宮古へ強行帰還、の途中での迷路入り。
 道を聞こうにもカラスさえ塒に帰った森閑たる初冬の山の中・・・・・・そこに行くまでも何度も道を尋ね迷い行ったり戻ったりしていて、挙句の山の畑のど真ん中。精神的にも限界近し。  
 そんな時!現れたんです!どこからともなく仙人が!白髪の短髪の眼のくぼんだお爺さんの出で立ちで!こっちへ歩いてきたんです!猫車を押して!天の助け!
 私は仙人に縋り付いて「左はナントカ、右はヌカリ」と道を教えてもらいなんとか本街道に乗っかりそこから3時間、渋滞と信号待ちのたびに止まるエンジンをかけ直しながら宮古にたどり着くことができました。
 もしかして仙人は野良着とか着ていたかも知れないけど、私には発光する白い衣を纏っていたような記憶しかありません。・・・・・
 そんなわけで来週10月25日の「経営者モーニングセミナー」は朝6時、会場は
レストランほりた
講師:遠野市倫理法人会 株式会社総合衣料にたない 似内 宏和 氏
テーマ:苦難福門 だから人生は面白い〜

 ほんと、人生って面白い。やめられない。