香り2

 自分のツボにはまる香りって、ホント理性を失わせるもんだと驚いたことがありました。 震災前の話です。
 冬の初めか冬の終わり、仕事を終えて私はとある店(ぶっちゃけ河野商店)で食材など選びレジに行きました。すると先に会計中の、毛皮を纏ってこれからご出勤と思われる肝の据わった感じの横顔のとても美しい人からすんごくいい匂いがするんです。今まで全く嗅いだ事のない奥深くも清々しい(ぶっちゃけ高価そうな)香り。
 今思えばその女性は50歳くらいだったのかな。ママさんだなあのひとは。
 初対面の人に、しかも女性として格段の差を感じる相手にそう簡単に話しかけられるような私ではなかったのに、目も眩むような美しい香りに「フレグランスは何を使ってらっしゃいますか?」という言葉が喉まで出かかった。出せなかったけど。今の私なら出せる。・・・それはともかく
 すぐに支払いを終えた私は、先に店を出て行った彼女の後をフラフラと数歩ついて行ってからハッと我にかえりました。話しかけることを物凄い勢いで逡巡しつつも、いい匂いに誘われ、一瞬と雖もついて行ってしまうとは。・・・・はぁ〜何やってんだ私。   
 まったく嗅覚というものは、視覚や聴覚に劣らぬ敏感に脳みそに直結する感覚であると再認識。
 いまだあの香りに再会する機会はないけれど、あの香りの正体を知りたい。
 仮にそれが手に入っても、自分に似合うか、つけて自分も同じような香りを立たせることが出来るかはまた別な話だけど。
 さてさて!来週11月15日(木)朝6時からの
「経営者モーニン月グセミナー」は超フレッシュ!
 講師:三陸うみねこ法律事務所 弁護士 吉水 和也 氏
 テーマ: このまちで育って得られたもの
 
 会場は安定のレストランほりた 
 今度のモーニング、若草のいい匂いがしそうではありませんか。(まったくもっておばちゃんの発言)
 
 「経営者モーニングセミナー」は宮古市倫理法人会以外の方も、ご興味をもたれたらいつでもウェルカムなのです。